夜行日記
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第四幕~名前 (リクつら)
第4幕を元にしたリクつら小説です。
どちらかというと つら→リクのような気もしますが。
つらら視点で書いています。
読まれる場合は、「つづきはこちら」をどうぞ。
学校で出会った私を階段の影へと連れ込むリクオ様。
何をなさるつもりなのかと思ったら、残念なことに学校に来ていた事を問い詰めただけ。
そりゃまぁ学校での平穏な生活を守りたい、という気持ちがお強いのも判りますが・・・
リクオ「せめて『若』はやめてくれ~~~。」
つらら「じゃあ私のことも『及川さん』か『つららちゃん』で。」
リクオ「え」
ちょっとした仕返し。焦っている若が可愛い。
でも、私にとっては同時に賭けでもある。
『及川』はみんなで考えた人間に化けた時のための偽名。
『つらら』は私個人の大事な名前。
どちらで呼ばれるかで、私の気持ちに天地ほどの差が生まれるのは間違いない。
それに人間の間では、『苗字』と『名前』のどちらで呼ぶかで、そして呼び方にも、親密さが深く関わっていると聞いた事がある。
あるいは、親密になりたいか。
リクオ様は、私をどう思っているのだろうか?
リクオ「雪女・・・もといつらら・・・」
雪女「・・・・・(よ、呼び捨て!!)」
私は心の中でガッツポーズを取った。
『ちゃん』も無い。私の方が上。私の勝ちだ。
・
・
・
第五幕にて・・・
リクオ「ね、雪女・・・陰陽師って何?」
つらら ブルブルガタガタ
リクオ「え」
つらら(え、えーーーーーー!?ここに来て『雪女』に逆戻りなの!?)
パニックに陥った私が、相手の力量も測れ無くなって怖れてしまったのも、仕方の無い事でしょう?
・・・・・
後から知ったのだが、どうやら私が先に『若』と言ってしまった事に対する、仕返しだったらしい。
いかがでしたか?
こんな妄想話をどんどん書いていくつもりです。
基本的に幕数を飛ばしながらも順番にいきたいなーと考えています。
WJを読んでますので、ネタばれが入ることもありますんで、ご注意を。
けっこう理屈っぽい所もあるんですが、大雑把に生きています。